30代 ニート 就職

 

30代のニートが就職をすることは、十分に可能です。

 

 

私は、自信をもってそう断言することができます。

 

なぜならば私も28歳で仕事を辞め、33歳で再就職するまでの5年間、ニートをしていたからです。

 

世の中には私と同じ境遇で就職を諦め、人生に絶望している方が多いと思いますが、30代のニートでも就職することは全く不可能なことではないんです。

ニート脱出のステップ まずはできるところから

30代のニートが就職することは可能だ、と述べましたが、一つ一つステップを踏んでいかないと、目的を達成することはできません。

 

なぜならば、ニート生活によって体力、コミュニケーション能力をはじめとする様々な能力が落ちていて、今の貴方では会社にとって使い物にならないからです。

 

私が実際に、ニート脱出のために行ったことをまとめました。参考にして、できるところからやっていってください。何よりもまず行動が大事です。

 

 

目次

 


「今とにかくお金が無いからどうしようもない、お金が無いから何もできない」という方は、ニートでもできる軍資金の稼ぎ方をまとめたのでそちらを参照してください。

 

就活のゴールを設定する ステップ1 

人が物事をはじめるにあたって、まずは目標を設定する必要があります。

 

就活での目標というと、大学新卒の就活であれば「一部上場企業に入る!」「公務員になる!」「マスコミ業界に入る!」「どこでもいいから内定もらう!」などなど、各人様々な目標を設定していることでしょう。

 


しかし。貴方は30代のニートです。公務員試験はもう年齢制限で受けることすらできないでしょうし、リクナビなどで募集している求人にはエントリーすらできません。

 

なので、正社員を目指すか契約社員を目指すか。このくらい大雑把な目標くらいしか持てないと思います。

 

目標

目標を設定したら、いつまでにそうなるのか紙に書いて、部屋のよく目に付くところに貼ってください。常に目に付くところに貼ることで、今自分は何をしなければならないのか潜在意識に埋め込まれます。

 

正社員よりも契約社員のほうが受かりやすいので、期間は正社員よりも短くはなるでしょう。とりあえず目標は高く設定するに越したことはありませんが、あまり実現不可能な目標は途中でやる気がなくなるので、ある程度のところで留めておきましょう。

 


この目標は、最終的に果たす中〜長期目標です。その目的を達成するためには、これから説明するステップを踏んでいく必要があります。なので「いつまでにこのステップを完了する!」という短期的な目標も掲げておく必要があります。

 

例えば「今日から三週間後までにバイトを見つけ働き出す。そして半年後までにお金を○○円貯めて就活資金を確保し、体力と自信をつける。そして今から一年後までには、正社員として働き始める」という風な具合に、期間を定めて具体的に設定しておきましょう。

 

目標と期間を決めれば、後はそれをクリアするために実行するだけです。なかなか予定通りにはいかないかもしれませんが、その都度計画を見直してみるとか、こうしたほうがいいんじゃないかなど考えて、臨機応変に行動してください。要は定めた期間内に、目標の通りになっていればよいのです。

 

あまり考えすぎても無駄なので、行動に重きをおいていきましょう。行動した結果失敗しても、何もしないより遥かにいいです。

 

規則正しい生活、集団生活の感覚を取り戻し、自信をつける ステップ2 

目標

ニート生活によって、体力もコミュニケーション能力も、その他諸々の暗黙知の能力も落ちていっています。何より致命的なのが、自信がないということです。

 

自信がなくては何もすることができなくなり、一歩を踏み出すことすらできなくなってしまうでしょう。いきなり就職活動をはじめたとしても、2〜3社受けただけでこの世の終わりのような感じがして、挫折してしまうと思います。

 

そうなってしまうと、次にいつ貴方がやる気を出してニート脱出を決意するかわかりません。一ヵ月後かもしれないし、半年後かもしれない。何年も後かもしれない。「やっぱり30代ニートで就職なんてムリだったんだ」なんて諦めてしまかもしれません。

 

なのであせらず着実に一歩を踏み出し、準備をして外堀を埋めていきましょう。

 

ニート脱出のために、自信と規則正しい生活、集団生活の感覚を取り戻すの最適なのが、以下の3つです。

 

 

私を含め、私の周囲の人でニートを脱出した方が最も多いのが、この3つのうちのどれかです。3つ全部行って正社員になれなかった人は一人もいません。全部こなして続けられれば、正社員になれるくらいの気持ちで取り組んでください。

 

実際、この3つ全部こなせるということは、当然規則正しい生活が身についており、集団生活の感覚になれ、自信がついているということです。

 

とりあえずは1つでもいいので、自分にできそうなところからはじめてみてください。

 

イケる!と判断できたら、 ステップ3 就職活動をはじめる に進んでください

 

バイトをして働く感覚を取り戻す ステップ2-1

「ニートだったけどバイトはじめたからフリーターにランクアップしたぜ!」

 

そんな話はよく聞く話です。ということは、一番一般的なニート脱出の手段が、バイトを始めることなんです。

目標

ニートの方は頑なにバイトをすることを拒んでいますね。年齢的にも貴方は30代ですから、今更学生のバイトや若いフリーターに混じって、新人としてバイトを始める気には絶対になれないのかもしれません。

 

目標
しかし。バイトすらできない人間は、正社員になんて絶対なれません。新卒であればバイト経験がなくても採用されますが、30代ニートが就活した場合、バイトもしなかったの?と絶対に聞かれます。普通の人であれば、就職できなくてもバイトくらいはするからです。生活ができないから。

 

会社を辞めて仕事がみつからないので就活中、というのならまだしも、ブランクが数年以上ある方であれば、バイトすらしていないとただのダラダラしていたニート扱いされ、書類選考すら通りません。

 

なので、まずはバイトをはじめてみましょう。

 

目標
ですが、バイトといっても週5日フルタイム8時間以上働いていたら就職活動の時間が取れませんし、本末転倒です。

 

なので、ここでは短期か一日だけの単発、或いは週2〜3日だけ働けるものを狙います。ニートの方は人間関係の能力が低下しているため、いきなり長時間、長期で働き始めると挫折する可能性が高いです。

 

ショットワークスであれば、全国の一日だけの単発、短期、短時間バイトが網羅されており、ニートの方がまずバイトをはじめるには最も適した求人媒体であるといえます。

 




※72人のニートの方が当サイトからアルバイト応募し、社会復帰への第一歩を踏み出しました! ※2014/4/5更新

 

⇒ショットワークスで気楽にニート脱出!


 

 

まず会員登録し、携帯電話やスマホのアドレスで登録しておいてください。新着求人がメールで送られてきます。単発バイトは締め切るのが早いので、マメにメールをチェックしましょう。

 

週末のイベントバイトや警備のバイト、仕分けのバイトなどは、大量募集で人間関係が希薄なので気楽です。

 

できるだけ、自分より年上の人が多そうで、大量募集で、コミュニケーションが問われない、作業的な仕事を選びましょう。そういう仕事が最も気楽です。

 

まずは気楽なところから攻めて、「俺もやれるじゃん」という感覚を掴んでから、徐々に日数の多いバイトや週2〜3日のレギュラーバイトに入っていくのがいいでしょう。

 

 

 

目標
バイトしたいけど、地方に住んでいて電車もバスもない、車も運転免許もない……だから面接すら行けない、という方はこちらの専用ページを用意したので参照してください。

 

 

職業訓練校に通って規則正しい生活を取り戻す ステップ2−2

職業訓練というのは、中高年以上の方にとってはメジャーな選択肢なのですが、今の30代からそれ以下の世代の人で知っている人は案外少ないです。

 

目標
ハローワークに行けば就職活動に役立つチラシの置いてある資料コーナーがあり、一年中色々な職業訓練コースが開講されています。しかも入学費、学費はほぼタダです。

 

試験として簡単な適正検査と面接があります。時期やコースによって倍率が結構高かったりしますが、30代なら多分高確率で受かります。若い世代のほうが就職可能性が高く、訓練校の実績として査定されるためです。

 

私もニート期間中、とある分野のコースの職業訓練校に数ヶ月通っていたことがあります。

 

クラスメイトには、元ニートで職業訓練をきっかけに社会復帰したい、って人も3人くらいいました。一人は7年くらいニートしてる36歳の方でしたが、3人とも見習い期間を経て無事正社員になってました。

 

似た境遇の方と出会うことで連帯感が生まれ、仕事を探す意欲も高まります。知識や資格が得られることも重要ですが、なにより規則正しい生活を取り戻し、社会に戻れる、という自信を取り戻すことができます。ニート生活は孤独になりがちなので、友達ができるというのも大きいです。私が職業訓練校で仲良くなった人たちとは、未だにメールのやり取りをしたり飲みに行ったり、交流があります。

 

 

数年前は基金訓練と言われていましたが、今は求職者支援制度と名前が変わり、条件を満たせば月10万円ほどの生活費が支給されます。これには本人の収入と世帯収入や資産の審査があるので全員がもらえるわけではありませんが、タダ同然で学校に通えるのはありがたすぎます。ニートならば確実に求職者支援制度の対象者なので、少なくともタダ同然で学校には通えます。

 

このページで、全国の職業訓練コースが検索できます。

 

 

詳しくは、最寄のハローワークに行きましょう。まずは資料コーナーに行ってチラシを貰ってきて、興味があるものや就職に結びつきそうなもの、頑張れそうな分野のコースを見つけ、ハローワークの窓口の人にその旨伝えれば後の手続きはやってもらえます。国がわざわざ失業者のために税金を投入してやってくれている事業なので、積極的に利用しましょう。

運動をして体力を取り戻す ステップ2−3

ニート生活をしていると、確実に体力が落ちています。短時間のバイトや短期間のバイトならばなんとか乗り切れるでしょうが、最終的にフルタイムで正社員として働くことを目指すのならば、体力が無いとやっていけません。

 

体力があれば就活の際の具体的なアピールになるため、やらない手はありません。みんな学生時代まではスポーツなどに打ち込んでいるものですが、社会人になっても体力づくりに励んでいる人は思っているよりずっと少ないです。ということは、十分なアピールになるということです。

 

 

具体的には、走りこみや筋トレをするのが一番ですね。一番いいのは、お住まいの自治体にある公共スポーツセンターのトレーニングルームに通うことです。たいていの自治体にはあると思います。私の自治体では半年間のフリーパス券が6000円という破格の値段で提供されているため、金銭的負担を気にすることなくトレーニングマシンが使えています。

 

目標

目標

最終的に、週に数回ジムに通って20キロ走ってます!!ベンチプレスで100キロは上げられます!!くらいまで行けばもの凄いアピールになるのですが、そんな簡単に筋力はつかないので、一番成果がでやすい走りこみをここでは薦めます。ベンチプレスで10キロ重量を上げていくのはかなり時間がかかりますが、走りこみならほぼ毎日やってれば、すぐ1キロ、2キロくらい持続して走れる距離が伸びていきます。

 

まァ週に数回ジムに通って10キロ走り続けてます!!くらいまで行けば十分アピールになります。というか、私履歴書のアピール欄にそう書いてましたし。なによりも自信がつきます。成果のなかなか出にくい仕事探しよりも、やればやるだけ記録が伸びていく体力作りは自信をつける上で一番手っ取り早いのです。

 

 

つまるところはこれが準備期間で、この後正社員の面接を受けまくることになるのですが、仕事というのは入ってみなければわからないため、体力的にかなりキツい職場ということも十分考えられます。なのに、体力が無いと絶対やっていけません。その前に採用されないと思いますが、体力が無いと選べる企業の選択肢が減るということにもなりますし、とにかく体力は必須です。

 

10キロくらいは走れるようになってもらいたいですが、最低でも5キロくらいは走れればまぁアピールにはなると思います。一応、一般人並の体力はそれでも取り戻せるはずです。

 

目標
多分、毎日のように体力づくりに励んでいると、途中で物凄くやめたくなると思います。行くのも面倒だし、キツいし苦しいし。でも、何も考えず、黙ってやれと自分に言い聞かせてこなしてください。

 

この、嫌なことでもやらなければいけないことは、何も考えず黙ってやる、というのは仕事が決まってからとても重要になります。休み明けの月曜日、憂鬱で会社行きたくない時も、何も考えず黙って出社すれば、どんどんそれが積み重なって職歴になっていきます。

 

今まで自分に甘い人生を送ってきたという自覚があるなら、意識改革をするつもりで体力づくりに取り組んでください。

 

就職活動を行う ステップ3

ここまでで、上記した3つのこと、バイトから始める、職業訓練校に通う、ジムに通う、どれか一つ或いはいくつかを行ったのならば、ニートしていた頃の貴方とは確実に違ってきているはずです。

 

体力、精神力、コミュニケーション力を取り戻し、自信がついているはずです。ここまで準備を整えれば、あとは就職活動です。一番辛い部分だと思いますが、アベノミクスの影響か全国的に求人が増加していて求人誌のページ数も厚くなってきたため、以前よりは受かりやすい状況だといえます。

 

もしまだステップ2をこなしていないようであれば、戻ってやり直してください。

 

 

就活の準備を整える ステップ3−1

 

とりあえず、就職活動の準備をしましょう。

 

準備といっても服装などの装備を整えることと、応募書類の準備だけです。

 

だけ、といっても装備を整えるのはお金を出せば整いますが、応募書類については難儀すると思います。

 

スーツ等の服装準備

スーツは、とりあえず変に見えないものなら何でもいいです。イオンに売ってる7000円スーツでいいです。既に持ってるなら、アイロンをかけるかクリーニングに出すとかして、ワイシャツだけ新品のものを買っておきましょう。黒ずんだワイシャツなんて着ていたらイメージダウンです。

 

スーツなどの服装の準備については、こちらのサイトに詳しく書かれています。

 

30代 ニート 就職の現状就活したことがない人でも大丈夫!就活準備を徹底解説!

 

応募書類を作成する

 

ニートの方が一番苦労するであろう履歴書、職務経歴書の書き方については、長くなりすぎるので専用ページを作りました。そちらを参考にしてください。

 

30代 ニート 就職の現状30代ニートの応募書類の書き方は?

 

 

 

目標
準備と就活には、お金がかかってきます。お金が無い方のために、専用ページをつくりました。こちらを参考にしてください。

⇒お金がないニートが就活軍資金を稼ぐには

 

ハローワークや民間の求人サイトに登録する ステップ3−2

 

まずは、ハローワークに登録に行きましょう。スーツで行く必要はありません。受付の人に「登録に来たんですが」と言えば求職者登録され、ハローワークカードが発行されます。一応これで貴方もニートではなく求職者になります。

 

ハローワークカードを発行することで就業相談と求人の応募が可能になります。ハローワークに置いてあるPC端末で、求人の閲覧が可能です。気になった求人は印刷し、窓口に持っていくと担当者が企業に電話で採用の流れを問い合わせてくれます。

 

しかし、ハローワークには求人は出さない!という企業もたくさんあります。民間の求人サイトなどにも登録し、マメに求人を閲覧するようにしましょう。

 

ポイントとしては、ライバルが少ない、受かりやすいところを狙うということです。例え有名な大企業の求人が出ていて年齢不問経歴不問だったとしても、みんな受けるので受かる可能性はほぼゼロだと思います。

 

介護業界とか、規模が小さくあまり待遇が良くない零細企業あたりはお勧めです。介護業界は資格をとっていけばステップアップしていけるのでお勧めです。向き不向きがありますが。

 

日本最大級のカイゴジョブというサイトであれば、全国の介護事業所の求人を網羅しているので、近くの介護系の求人が見つけやすいです。

 

 

⇒ニートでも就職しやすいカイゴジョブはこちら

 

就活というと方々にアンテナを広げておく必要があります。登録できるサイトにはあらかた登録してみましょう。

 

30代ニートはどこで仕事を探せばいいんだ、という方のために、30代ニートでも仕事を探しやすい求人媒体をまとめました。

⇒30代ニートに最適な求人サイトは

 

気に入った求人に応募する ステップ3−3

 

気に入った求人があれば、バンバン応募しましょう。受かる可能性が1%だとしても、100回受ければ受かる計算になります。

 

ハローワークであれば印刷した求人を窓口にもっていけば応募できます。民間の求人サイトであれば、だいたいボタン一つで応募できます。

 

とりあえず、週に3〜4件、月に10件は書類を送ってください。あまりに通過率が悪いようであれば、毎日応募しても構いません。

 

今や大学新卒の学生でも週に3、4社受けるのは当たり前ですから、ニートで30代の貴方もそのくらいしないといけません。

 

受かるまで受けまくる ステップ3−4

 

あとは、とにかく受けまくるだけです。

 

新卒の学生でも、100社受けたけど全く内定をもらえなかった、という方も稀におられます。30代でニートの方であれば尚更でしょうが、体感としてはきちんと自己アピールを作り、企業をよく調べて志望動機を練り、面接対策をして、とにかく数を受けまくればそこまで大変でもないと思いました。

 

私も5年間ニート生活をしていましたが、面接での対応は企業によって本当に様々です。ニート期間について最初に聞いただけであまり気にしないような会社もあれば、「なんでこんなヤツ連れてきたんだ」というような対応をした会社もありました。

 

ネットでは「30代ニートなんて就職できるわけないだろ!絶対無理!」なんて言われていますが、実際準備を完璧にしてやってみたらそんなに難しいもんでもないですよ。一言で言えば体裁を整えて、準備段階で実績を作って説得力を持たせ、ライバルが弱い会社を受けまくるだけですから。

 

とにかく、今の自分の経歴だからといって、邪険にするような会社は倒産しちまえ!くらいの気概で受けまくりましょう。落ち込むよりムカついたほうがやる気がでますし、それ以外に今の貴方に生き残る道はないのですから。

 

ステップ3−2ハローワークや民間の求人サイトに登録するで紹介した「ライバルの少ない、受かりやすいところを狙う」戦略を使っていれば、100社や200社受けなくてもどこかしらイイ線行けると思います。

内定を得たら働き続ける

あわよくば内定を獲得したら。

 

内定を得るまではとても大変だったと思いますが、実際に働きはじめるともっと大変です。ここまで来たのであれば規則的な生活リズムを取り戻すことには成功し、ある程度の自信もつき、体力もそれなりに戻ってきていると思います。

 

が、やはり30代となると疲れが抜けにくくなってきているものですし、仕事に慣れるまで毎日休まず会社に通う、ってのはかなり大変です。というか、どんな人でも最初の一ヶ月〜三ヶ月くらいは大変です。慣れないことの連続で、新たな環境に適応していかなければならないので。

 

ここでは、何があっても何も考えず黙って出社しろ、としかいえません。出社前に憂鬱だな〜、とか思ってても、出社してしまえばどうにかなるものです。要は、あれこれ頭で考えてしまうからネガティブになってしまうのです。頭でっかち型のニートの方は、自分の頭脳を過信し過ぎて自らの思い込みや負の感情に気付きにくいというか、それが幻想であることに気付きにくい傾向にあります。

 

人間どんな状況でもどんなことがあっても、それをどう解釈するかは自分次第です。例えば上司に怒られたとしても、「怒られた…全部俺が悪いんだ。どうしよう」と、この世の終わりのように深刻に受け止める人もいれば、「ありゃ失敗だったな〜、まァもう同じことしなきゃ問題ないっしょ♪」と気楽に考える人もいます。どちらがいいかは言うまでもありません。深刻に受け止めすぎると更なる悪循環を呼び、使う必要の無い無駄なエネルギーを消費してしまい、疲労感も倍のスピードで蓄積されていきます。気にするだけムダなので、あんまり深く考えるのはやめましょう。気にしようがしまいが、結果は変わりません。節電とか原発のエネルギーの問題を心配する暇があったら、自分のエネルギーの心配をしてください。適切なところに適切なエネルギーを投入できるようになれば、アフター5でも元気に遊びにいけます。

 

 

あと問題になるのは、社内でのコミュニケーションの問題です。挨拶は必ずする、というのは基本と言うか全人類の義務レベルなので徹底しなくてはならないのは言うまでもありませんが、あまり塞ぎこまずに心を開いて積極的にコミュニケーションをとっていく必要があります。社内の人間関係がよく雰囲気がいいのならば、先輩のほうから色々話しかけてきてくれるので、その返答の仕方さえ間違わなければうまく馴染んでいけるでしょうが、そうでない場合はこちらから話しかけていかなければなりません。社内では当然ながら既に人間関係がある程度以上には完成されているので、新人の貴方はイレギュラーのような扱いを受けます。反面、どんな人なのか、もしかしたら退屈な毎日がちょっと変わるかも、と期待もされています。人間、それぞれ培ってきた人生がありますのでキャラを作れとまではいいませんが、わかりやすいヤツのほうが警戒心を解かれやすく、すぐ馴染んでいけます。

 

例として、一番わかりやすいのは、貴方が太っていれば凄い量の昼食を持参するとかして、「みたまんま食いしん坊なヤツ」と思われることです。面白いデブキャラは貴重なので、みんなに好かれます。ここで重要なのは、自分がどんな人なのか、みんなにわかってもらうことです。人間が一番不安になり警戒するのは、その人がどんな人なのかわからないことです。どんなマイナスイメージのキャラでも、「この人はこういう人なんだ」とレッテルを貼ることで、ある程度安心するものなのです。

 

しかし、アニオタとかアイドルオタとかのマイナスイメージのキャラでも確かにわかりやすくていいのですが、最初の警戒心を解く部分で成功しても、そのままではただの気持ち悪いヤツと思われてしまいます。一般的にオタクってのは暗いイメージがあるので、明るいとか面白いとか話題が広いとか、ギャップを演出するとかなりのプラスイメージに持っていけます。

 

 

あと最後にコミュニケーションの原則を教えておきます。まず、必ず相手の目を見て話しましょう。当たり前のことなんですが、できない人が意外にいます。嫌われるので絶対にやめてください。次に、コミュニケーションはプロレスです。どんな強烈な言葉を受けたとしても、絶対に口ごもらずにはっきりと返答を返してください。コミュニケーションにおいては、相手の言葉に返答さえできれば負けはない、ってことです。酷いことを言われても、面白い言葉で返答できれば「オオ、こいつやるな」と思わせることが出来ます。元ニートなので、多分誰かしらに皮肉の一つくらい言われると思うので、これは重要です。あとは、相手と話す時は適切な音量ではっきり話すことです。ニートの方にありがちなのは、話が聞き取りづらいことです。声が小さかったり、はっきり喋らなかったりします。逆手にとっていじられキャラとしていければいいのですが、こういう基本的な部分ができていないとまず嫌われます。苦手な人は、音読とかのトレーニングをお勧めします。

 

 

 

毎日会社に通い続けることができ、社内でのコミュニケーションもちゃんとできれば、もう世間的に見れば貴方は「元ニートの普通の人」になっています。最初とは偉い違いです。目的は達成したといえるでしょう。あとは恋人をつくるなり、貯金をして好きなものを買うなり、可能なら出世を目指すなり、自由です。何でも出来ます。ニートから正社員になるという奇跡を起こした貴方ならば、大抵のことはもうできるようになっているはずです。

まとめ とりあえずやること

長くなってしまったので、今の貴方がとりあえずやるべきことをまとめます。

 

 

1、短期、短時間アルバイトをはじめる

 

2、職業訓練校に通う

 

3、体力をつけるべくジムに通う

 

 

どれも、自信と体力を取り戻すために必要なことです。

 

どれか一つでも構いませんが、3つともやることで就職できる可能性は上がります。単純に面接でアピールできるエピソードが増えますし、一念発起して実際に行動した、という実績になり信頼されるからです。

 

最もやってほしいのは、アルバイトと体力作りです。職業訓練校は、通うのは基本的に受身なので、最後まで通えば卒業は誰でもできます。それで何か資格が取れたりもするでしょう。ですが、その期間貴方は働いていたわけではないのです。ニートの定義は働いていない、学校にも通っていない、職業訓練も受けていない人のことなので、職業訓練校に通っている間は厳密にはニートではありませんが、面接官からしたらその間働いていないことに変わりはないので、大きな不安材料になってしまいます。

 

なので、バイトはとりあえずやって、働いていた時の感覚を取り戻す、働いたことが全くない人なら働くことがどういうことなのか知る、という意味でもアルバイトはしてください。面接を担当する企業人からすると、長い期間全く働いていない人はとても異質に映ります。

 

 



 

 

この年齢でアルバイトかよ、と思うかもしれませんが、労働は国民の義務ですし、これから就職して働こうとしているというのに、アルバイトすら勤まらない人間を企業が雇うとはとても思えません。

 

アルバイトの選び方としては、あまり若者が多い職場を選ばないことです。30代ニートの貴方は確実に浮いてしまいます。できるだけ、自分より年上の人が多そうな職場を選びましょう。工場とか警備のバイトあたりがお勧めです。基本的に、20代の人は少なめで30代〜40代以降の人が多いです。自分より年上の人なら有る程度大目に見てもらえる部分がありますし、ミスして怒られても素直に受け入れることができ、ニートの人でも人間関係がギクシャクしにくいです。

 

人間は、いきなり変わることはできません。まずはできることから一歩ずつ、やっていきましょう。そのワンアクションが確実な一歩となります。会員登録、WEB応募なら、貴方さえ決断すれば一歩を踏み出すことができるのです。

 

 

人生はいつでもやり直すことができるものだと私は信じていますが、それにはやはり、最初の一歩を踏み出すことです。足踏みしているだけでは一歩も進めません。

 

 

このサイトが、貴方の社会復帰への第一歩を踏み出すための勇気を少しでも与えられたのなら、これほどうれしいことはありません。

 

 


 


 

 


就活軍資金の稼ぎ方 ニートに最適な求人サイト ニートの応募書類の書き方